うざかった准看護師。

あまり馴染みのない人は知らないかも知れないけども、看護師には准看護師と看護師がいる。

看護師は看護師だけど、准看護師は何なんだろうという疑問があるだろう。

准看護師は学歴的には中卒以上でなる事が出来て、2年間専門学校に通う事で資格を取る事ができる。

仕事内容的にはほとんど看護師と変わらないが、法律的には看護師の指示のもと業務をするとされている。

ただ、そんなのは法律の中だけなので、准看護師が看護師長をやっていたりすることもある。自分の病棟は師長は流石にいなかったけど、副師長はいた。

最近(と言っても1年以上前だが)派遣でいたところではリーダー業務は看護師のみがやって准看護師はやっていなかったが、おそらくそういったところが増えているし、上の立場になるのは看護師の資格を持っている人だけになっているところが多いと思う。

そんな中で自分の勤めていた病院には厄介な准看護師がいた。

准看護師は他にもたくさんいたが、その人の他は看護師だとか准看護師変わりなく1人の看護師として働いていた。ただ厄介な准看護師、やっかんごしとでも言おうか?いや言わないw

ただその准看(略す)は看護師に対して劣等感を持っていた。看護師がミスすると「看護師なのに〜」と言ってみたり、同じ准看がミスをすると「そんな事だと准看だから〜って言われちゃう」とその人を責めたりと、とにかく人の批判が大好きだった。

確かに採血や点滴の腕はあった。それは間違いないし、見習うべきところだった。

ただ、毎回休憩になるたびにそこにいない人に対して悪口を言う。「〜は〜だから仕事が全く進まない」「〜は仕事出来ないから困る」「〜は言っても全然出来てない」思い出したらイライラしてきたからこれくらいにしておくが、これが毎回100%の確率で休憩中話すことだ。

確かに腕は良いとは言ったが、そもそも看護師の技術的な事って採血と点滴くらいである。採血も点滴も半年もやればできるようになる。そんなレベル。

でこの准看は話し合いの時とかカンファレンスの時に全くもって的外れなことを言う。おそらく看護師の中で准看護師の私が率先して的確な発言をしている私凄いでしょ!とでも思っているのであろうが。。。

これが的外れなのだが、年齢的にも最年長(65は過ぎてたと思う)で、悪い意味で声も大きい(本当に声量が大きいのではなく強い発言をしたり、人を叩く)ので、誰も注意が出来ないというのも困ったものだった。

こうやって悪い見本をみた看護師はその見本の通りになったり、その悪い見本に叩かれないようにソイツの側近みたいになって自分の身を守る。

これが1つの性格悪看護師育成カリキュラムになっているのは間違いない。

今だったら自分は誰にでもなんでも言える自信があるが、その時は言えなかった。

ただ、そんな看護師にはならないようにしようって事と、こんな人たちがいる中では仕事はしないようにしようと思っていた。

何かこのブログにも書いた気もするけども、その准看が指でサチュレーションが測れない人に対して「耳で測れば良いじゃん」と言ってきたので、「それって正確じゃなくないですか?」と聞いたら、測れるんだから大丈夫。と言ってきたのを覚えている。

こうやって根拠に基づかない看護をするのも准看護師に多い。

んで、自分は本当に正確なのかパルスオキシメーターを作っている会社に電話まで電話して耳で正確に測れるのか聞いた。

結果はもちろん「指用なので測れない」だった。向こうの話しでは測定値は出ても正確なものではないとのことだった。

そりゃそうだ。そもそもパルスオキシメーターが値を出す根拠とかそのシステムを知っていれば耳で正確に測れるなんて言えるわけがない。

ようは感覚で全てやってしまうのがその准看護師だった。そしてその感覚があっていることもあるが、医療では2割くらいは人間の感覚と実際の根拠に基づいたこととは乖離している。

その2割がどうでも良いことならいいが、それが治療にとって大切なことだったり、看護師がやる事の根本を全て無駄にするような事だったりもする。だから根拠は大切なのだ。

まぁ色々書いたけども、変な准看護師だったなぁ。今でも好き勝手にやってるのかなぁ?

tadanons について

103回国家試験合格し看護師となったただのNs。 その後保健師学校に通い保健師も取得している。 ちなみに男である。

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